ポータブルトイレの選び方と使い方

高齢者にとって大切な介護用品、ポータブルトイレ

ポータブルトイレは高齢者が寝たきりにならないための大切なアイテムです。
自力で歩くことが難しくなってきても、できるだけトイレでの排せつをできるように配慮することが必要になってきます。
ポータブルトイレがあれば、介護者の目が届きやすいですし、トイレで起こるトラブルも回避しやすいです。

高齢者もやはり多くの人が自力での排せつを希望します。
そこでできるだけ自分で排せつができるようにするためにも適切なポータブルトイレ選びが大切です。

ポータブルトイレの選び方

ポータブルトイレにはいくつかの種類があります。
選ぶ際にはいくつかのポイントを考えて選ぶとぴったりなものが選びやすいです。

まずは利用する人にとって使いやすいかどうかを考えるようにします。
身体機能や自宅の生活スペースによっても置けるもののサイズは変わってきますし、同線の邪魔をしないものであることも大切です。
暖房機能やウォシュレットがついているものもあり、そういったものも人によってはついている方が便利なこともあります。

次に、被介護者が使いやすいものであることです。
これは特に掃除がしやすいかということが大切になってきます。
毎日のことですからできるだけ掃除がしやすく取り扱いやすいものの方が負担は少ないです。

最後にニオイ対策が冴えているものを選ぶようにします。
介護の中でストレスになるものの上位はニオイの問題です。
ニオイはかなり気になるものですし、嗅覚はストレスにダイレクトに刺激をしてきます。

ポータブルトイレのニオイ対策がされているものもあり、そういったものはかなりニオイも少ないです。
掃除がしやすく、自分でもニオイ対策がしやすいものの方がニオイは気にせず使えます。

ポータブルトイレの使い方

ポータブルトイレの使い方は介護者の状態によっても違ってきます。
トイレの介助が必要な場合とそうでない場合とで必要な介助方法は変わるので確認しておきましょう。

自分で排泄ができる場合には、手すりやひじ掛けといったものがあると介助は全く必要なく排せつできることも多いです。
やはり介護をしている人に対しても排せつ中は一人でしたい、見られたくないと感じる人もいます。
そこで極力一人でできるように配慮をし、転倒しやすいズボンだけはトイレの外で着脱したり、着脱だけ介助をして後は1人で任せるようにしたりしましょう。

介助が必要な場合にはトイレへの移動から介助が必要です。
手すりにつかまった状態で安定した体勢を取ってもらい、介助者がズボンをおろして座らせるようにしましょう。
あまりにも軽量なポータブルトイレの場合には転倒する可能性があるので注意が必要です。