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家族で介護をしていくコツ

話し合い

話し合うことの必要性

両親がだんだん年老いていく姿を目の当たりにしていると、いつか必ず介護をするときが来るという意識がどんどん高くなっていきます。
しかし実際に介護をしたことが無ければどのような点が問題なのか、何が苦痛なのかどのような、どのような変化があるのかなど分からないことが沢山です。
住んでいる地域によっても介護施設の環境も異なり、高齢者が多い地域では施設の利用をする為に何カ月も前から予約が必要なケースや予約が取れない為に遠方に行かなくてはいけない可能性もあります。

各家庭によって介護の負担も異なれば、介護に関わる事ができる人数も異なります。
人数が多い方が一人あたりの介護の負担も大きく軽減する事ができます。
しかし人数が多くても、協力体制が無ければ一人で介護をしているのと同じ状態です。

それどころか介護している人の精神的なストレスは協力してもらえないことで負担になります。
そこで介護者に関係かある家族や親族も含めてこれからどのような形で介護を取り組んでいくのか役割分担を決める事が大事です。
それぞれ役割を決める事で常に介護に関わる時間が生まれます。

介護施設の利用

家族で介護をしようと決めた時、つい自分たちだけで何とかしなくてはという気持ちが強く働きます。
そのため家族全員が介護で思い悩んでしまうケースもあります。

全てが家族だけで行うのが理想だとは言い切れません。
家族以外の第三者に介護を依頼する事で、個人の負担を軽減する事も大事です。
特に介護施設の利用は、普段大変だと感じる入浴や食事の介助なども行ってもらう事ができます。

介護施設の利用は介護者にとっても、家族ばかりに負担を掛けたくないという気持ちをくみ取る事ができます。
双方にとってもメリットが多く、介護保険が適応される為自己負担も少なく利用する事ができます。

キーパーソンを決める

家族で介護をしようと決めた場合、みんながそれぞれ思う事を言い合ってしまうと収拾がつかなくなってしまいます。
それぞれ不満を抱えつつも円満に介護をしてく為には、キーパーソンを決める事が大事です。
父の介護をしていた時は、父の事を一番よく理解している母がキーパーソンとなって一家団結して自宅介護をしていました。
我が家の様に介護をする機会が多い人がキーパーソンとなり、いろんな事に対して決定権を持つ人と介護がしやすくなります。

キーパーソンは医師との連絡や介護にかかる費用の管理、今後の介護計画などいろんなことを話の中心者となって進めていく立場です。
まとめて取り仕切る人がいる事で、言い合いになることなくスムーズに話し合いを行う事ができます。

良い介護のコツを教えます!

感謝

苦労と感情

介護は各家庭によってどの程度かかわるのか異なります。
在宅介護を選択している人は、24時間介護から解放されることはありません。
常に介護者に気配りをしながら生活をし、何か日常生活で不自由な事があった時には、手助けや後始末などをしなくてはいけません。

要介護認定によってどの程度介護が必要なのか異なりますが、痴呆症の場合は特に苦労が絶えません。
本人の意思は伝える事ができても自分がした事や周りの事を忘れてしまうことや今までできていたことが思う様にできなくなってしまう事が増えてきます。
近所のおばあちゃんが痴呆になってしまい、外出しても自宅が解らずさまよっていた為車で送ってあげる事もありました。

本人の意思を尊重する事も大事と周りから言われることもありますが、介護をしている本人にはそのような心のゆとりを持つことは難しいです。
本人の言うとおりにさせていれば、余計な仕事が増える事も多々あります。
なかなか言う事を聞かずイラつく機会も増え、迷惑だと感じる事をされるとどうしてもきつい顔になってしまうでしょう。
そこでなるべく感情を上手にコントロールする事で、双方にとっていい介護につながるコつがあります。

感謝をする

まず一つ目は、ありがとうと感謝の気持ちを伝える事です。
介護が必要な人にとってなるべく自分の事は自分でできるという気持ちもあります。
しかし思う様にできずに苦しい思いをしています。
そんな時にうまくできない事をさめられてしまったらどう思うでしょうか。

介護する側の人間にとっては、できて当たり前だった事ができなくなり、逆に仕事が増えてしまう事があります。
どうしてできないのかと怒ることや、もうやらないでくださいと注意してしまう事が多いです。
このような状態はお互いストレスを溜めこむことにつながります。

回避するためには、介護する側がやってくれたことにまずはありがとうと伝えてみましょう。
後は私がやりますから休んでいてくださいねと優しい言葉を掛けるようにしましょう。
怒る労力よりも優しい言葉を掛ける方が精神的なストレスは軽減されます。

相槌をする

今までの生活でできていたことができなくなってしまうと、介護している側にとってはお世話をすることが増えてしまうという気持ちなります。
そのためできるように指導したり、違っている時は訂正をしたり、相手を否定的に接してしまう事が増えてしまいます。

その他にも何気ない会話でも間違っていることを言っていたり、同じことを繰り返して言ったりしていると、どうしても訂正したくなってしまうものです。
それも元気なころを知っているからこそ、前の様に戻ってくれたらという身内ならではの気持ちが含まれています。

しかし現状はどうしても年齢と共に症状は進行してしまう事が多いです。
そのため相手に厳しくなってしまう人もいるでしょう。
そこでお互いストレスをためない為にも相槌をして相手に賛同するといいでしょう。
同じことを繰り返していても、そうだね、うんうん、大変だねなど相手の気持ちに同調してあげると、心を荒げることなく接する事ができます。

「世帯分離」を教えてもらい検討中…

2つのカップ

介護の一番の問題点

今高齢化社会を迎えて、誰もがいつ介護をするか分からない時代になっています。
人によって年の取り方も異なり、介護生活が何年も続く人もいれば、急に病気で亡くなってしまう人もいます。
人の最期は分かりませんが、医学の進歩によって病気の治療や予防に高い効果が得られるようになりました。
大きな病気にならず年を重ねていくと自然と介護が必要な生活になってしまう可能性が高くなります。

今どこでも介護施設が多く建設されるようになり、介護の需要が高くなっているのが解ります。
昔は在宅介護をすることが多く、24時間身内が介護をするのが必然になっていました。しかし今では、共働きの世帯も多く同居をしていても介護に専念する事が難しくなっています。

また高齢者同士の介護や介護が必要にもかかわらず一人暮らしをしている人なども増えています。
そういった様々なニーズに応じて、介護とどうかかわっていくのかが問題になっています。
なかでも金銭的な問題は大きく、介護費用の為に仕事をしなくてはいけない人も増えています。

介護費の算出

介護をどのようにしていくのかという点で一番問題になっているのが、介護費用です。
介護施設が増えていますが、毎月の介護費用の負担は大きく、今までの生活を維持していくのはとても難しくなります。
なぜなら介護費は、本人が住んでいる世帯の所得に応じて算出されるからです。
介護を受ける本人の収入だけでなく同じ世帯として戸籍に登録している子供に収入がある場合、介護保険の一割負担額の上限が異なります。

本人の収入が国民年金だけの場合、年間の収入が80万円以下になり第2段階の1万5千円が負担上限になります。
しかし同じ収入でも子供と同じ世帯で課税している場合、第4段階になり3万7千円と負担額が倍以上になります。
介護を必要とする人の収入が同じにもかかわらず、子供と同じ世帯員となっているだけで介護費の負担がとても多くなります。

介護費を軽減する方法

そこで介護費の負担を軽減する方法の一つとして、世帯分離をする方法があります。
子供と同じ世帯で生活をしている場合、当然住民票が一緒になっている場合がほとんどです。
そのため子供の扶養に入っている場合が多く、介護本人と同居人全ての収入によって介護保険の負担額が決まります。
介護を受ける人の収入が同じでも環境の違いで経済的には不平等になってしまいます。

そこで世帯は同じでも世帯分離をすることで、介護費の負担をするという方法があります。
たまたま友人も同じ時期に介護をしていて、世帯分離をしたら介護費が大幅に軽減できたという話を聞きました。
世帯分離とは介護を必要とする人とその人以外の世帯を分離する事で収入を減少させることができ、1割負担額の上限をさげることができます。

各自治体によって手続きができますが、場合によっては受け付けてもらう事ができない自治体もあります。
簡単に手続きをしてもう事ができない場合もありますが、もしできた場合大きく負担が減る為一度相談してみる事がお勧めです。

作り置きで少しでも時間の余裕を

作り置き

負担を軽減させる

介護生活は年齢を重ねるごとに覚悟をしなくてはいけません。
しかしどのような形で介護生活をする事になるか分かりません。
痴呆症など徐々に状況の変化を感じ介護を必要と感じる人もいれば、病気がきっかけで急に介護が必要になる人もいます。

介護を覚悟していたとしても今までの生活を大きく変える事が難しい人も多いです。
24時間献身的な介護をすることができる人もいれば、パートや子育てを掛けもちしながら介護を行う人もいます。
すくなからず介護をするという事は日常生活の時間を大きく割く事になります。

一人24時間という時間は変えられない分、時間をいかに有意義に活用できるかが大事です。
毎日時間に追われた生活をすることは精神的にも肉体的にも大きな負担になります。
そういった生活を軽減するためにも時間短縮させて、上手に手抜きをしていきましょう。

毎日の生活は変わらない

初めて介護生活を始める人にとって、どうしても介護が中心の生活になります。
どの様に介護をしたらいいのか、常に自問自答をしながら生活をしている人が多いでしょう。
父の介護のために施設と家を往復の時間がかかり、面会時間はずっと父のそばにいたため毎日の生活はがらりと変わりました。
それでも弟の言お弁当や夕飯の支度、洗濯や掃除などの家事はこなさなければいけません。

介護で同居している場合は、家族が仕事や学校に見送る間、掃除、洗濯、食事など今まで通り行わなければいけません。
仕事をしている人は、勤務時間までにすべての事を終わらせなければいけません。
更にイレギュラーで起こる介護のサポートが加わると、段取りよく家事をこなす事ができません。
そのためまとまった時間ができた時などは、できる事を集中して行い毎日の負担を軽減させましょう。

食事を楽にする

毎日生活の中で時間がかかるのは料理ではないでしょうか。
1日3食ご飯を作る必要があり、メニューや準備、調理時間、片づけなどを考えると一日の中でも大きな時間を割いています。
特に介護をしている場合、介護が最優先となり時間が思う様に使う事ができない可能性が高くなります。
決まった時間に食事を準備することが難しいことも多く、生活リズムが崩れてストレスになる人も多いです。

そこで休日やまとまった時間を作り、副菜などを作り置きしておくことがおすすめです。
最近では常備野菜のレシピ本なども増え、一週間保存がきくメニューが沢山掲載されています。
何品かまとめて作り置きをしてすぐに提供できるようにしておくと、時間の余裕につながります。
またメインの食材に下味をして保存する、アレンジしやすい食材を冷凍保存してメインメニューに利用する事もできます。

私は最近、作り置きをしながら一緒にできる卵油作りにハマっています。
ゆっくり時間をかけて作るんですが、自然由来の健康食品で栄養補助食品になることもあり良いんですよ。
【レシピ】卵油の作り方|卵油とは|沖縄の自然の力【ちえの輪卵油】
家庭でも作れるっていうところがポイントで、レシピもあるので気になる人は上記のサイトで確認してみてください。