良い介護のコツを教えます!

感謝

苦労と感情

介護は各家庭によってどの程度かかわるのか異なります。
在宅介護を選択している人は、24時間介護から解放されることはありません。
常に介護者に気配りをしながら生活をし、何か日常生活で不自由な事があった時には、手助けや後始末などをしなくてはいけません。

要介護認定によってどの程度介護が必要なのか異なりますが、痴呆症の場合は特に苦労が絶えません。
本人の意思は伝える事ができても自分がした事や周りの事を忘れてしまうことや今までできていたことが思う様にできなくなってしまう事が増えてきます。
近所のおばあちゃんが痴呆になってしまい、外出しても自宅が解らずさまよっていた為車で送ってあげる事もありました。

本人の意思を尊重する事も大事と周りから言われることもありますが、介護をしている本人にはそのような心のゆとりを持つことは難しいです。
本人の言うとおりにさせていれば、余計な仕事が増える事も多々あります。
なかなか言う事を聞かずイラつく機会も増え、迷惑だと感じる事をされるとどうしてもきつい顔になってしまうでしょう。
そこでなるべく感情を上手にコントロールする事で、双方にとっていい介護につながるコつがあります。

感謝をする

まず一つ目は、ありがとうと感謝の気持ちを伝える事です。
介護が必要な人にとってなるべく自分の事は自分でできるという気持ちもあります。
しかし思う様にできずに苦しい思いをしています。
そんな時にうまくできない事をさめられてしまったらどう思うでしょうか。

介護する側の人間にとっては、できて当たり前だった事ができなくなり、逆に仕事が増えてしまう事があります。
どうしてできないのかと怒ることや、もうやらないでくださいと注意してしまう事が多いです。
このような状態はお互いストレスを溜めこむことにつながります。

回避するためには、介護する側がやってくれたことにまずはありがとうと伝えてみましょう。
後は私がやりますから休んでいてくださいねと優しい言葉を掛けるようにしましょう。
怒る労力よりも優しい言葉を掛ける方が精神的なストレスは軽減されます。

相槌をする

今までの生活でできていたことができなくなってしまうと、介護している側にとってはお世話をすることが増えてしまうという気持ちなります。
そのためできるように指導したり、違っている時は訂正をしたり、相手を否定的に接してしまう事が増えてしまいます。

その他にも何気ない会話でも間違っていることを言っていたり、同じことを繰り返して言ったりしていると、どうしても訂正したくなってしまうものです。
それも元気なころを知っているからこそ、前の様に戻ってくれたらという身内ならではの気持ちが含まれています。

しかし現状はどうしても年齢と共に症状は進行してしまう事が多いです。
そのため相手に厳しくなってしまう人もいるでしょう。
そこでお互いストレスをためない為にも相槌をして相手に賛同するといいでしょう。
同じことを繰り返していても、そうだね、うんうん、大変だねなど相手の気持ちに同調してあげると、心を荒げることなく接する事ができます。