車いすを押すコツ教えます

散歩

車いすの生活

高齢者社会になり、街中のあらゆる場所でバリアフリーの環境が整ってきています。
公共施設のほとんどは車いすで生活しやすくなり、介護する側にとっても日常生活の困難が少しでも軽減されるようになっています。
特に介護を必要とする高齢者の車いす生活は、自分で車いすを操作するための体力がありません。
そのため必ず介護をする付き添いの人がいなければ、自由に行動をすること難しくなります。

中には介護をする事になって初めて車いすを使用する人も多いでしょう。
車いすを押す事に慣れない場合、体のあらゆる場所に力が入ってしまい、体に大きな負担がかかります。

実際に父が車いす生活になった時、一時間散歩に連れて行くだけでも翌日には筋肉痛や頭痛に悩まされたことがありました。
介護する側の体に負担がかかってしまうと、どうしてもが外出するのが億劫になり室内看護ばかりになってしまいます。

そこで無理なく車いすを押すコツを知っておくと、体への負担も少ないです。
こちらのサイトでも分かりやすく説明されています。
それ以外にも、車いすを押す際にどのような点に気を付けたらいいのでしょうか。
>>http://kaigo-chikara.jp/archives/90

押し方のコツ

まず一つ目ポイントとしては、下り坂押す時の注意点です。
今バリアフリーになったことで緩やかなスロープを使用する機会が増えます。
下り坂を前向きで車いすを押していくと、乗っている人は前のめりになり転落してしまう可能性があるのです。
そうならないように下り坂を押していると、腕にブレーキの様な力が入り疲労が蓄積されていきます。

お互いに負担が多くなってしまう為、前向きで下り坂を走行しないようにしましょう。
下り坂を走行するときには、後ろ向きになる事で背もたれに体を委ねる事になり、前のめりで転倒する危険性が無くなります。
押す側にとっても力を入れる必要が無くなり楽に車いすを押す事ができます。

また道路と歩道のほんの少しの段差を上る時にも大きな負担がかかってしまうのです。
普段は感じない段差でも車いすになると、つっかかったり転倒したりしてしまう可能性があります。
段差を超える際には腕に力を入れるのではなく、体全体で前輪を浮かすようにして車いすを動かしていきましょう。

平坦な道路を車いすで移動する時でも腕に力を入れ過ぎると負担になります。
腰から下の力を使い足で押し出すようにして、車いすを押していくと上手に押す事ができます。