陰部洗浄のコツ

陰部は定期的に洗浄をしないと、病気発症のリスクがあがる

陰部は、トイレなどの後にどうしても汚れてしまう部分ですので、キチンと洗浄を行わないと、不衛生になり、病気になるリスクがあがる傾向が有るでしょう。
介護をされているご本人ではどうしてもケアをしにくい部分ですので、介護をされているご家族が、衛生管理を行う様にすることが大切です。

トイレが終ったあとはもちろんですが、お風呂での洗浄の際にも、きちんと丁寧に洗うことが重要になります。
高齢になると丁寧に洗浄しているつもりが、洗浄残しが出ていることも少なくありませんので、注意が必要です。

洗浄をする際には、男性女性問わずに、トイレの後に済ませるようにしましょう。
尿の後は、固く絞った濡れタオルで、便の後は、お湯を使って洗い流すようにすると、きれいにすることが出来るでしょう。
ウォシュレットの機能を使っても、簡単に洗浄することが出来ます。

自分でできることは自分でしてもらいましょう

洗浄をサポートする際に気を付けないといけないのが、出来るだけ早く、ササッと済ませるということです。
あまり長時間陰部を露出しているのは、本人も一番辛いですので、出来るだけ丁寧に行うこともそうですが、スピーディーに行うようにしましょう。

また、自身で出来る所は自身で拭いてもらった方が、本人も恥ずかしい思いをせずに済みます。
本人をさりげなくサポートしながら、様子を見つつ、自身で陰部の洗浄を行ってもらう様にしましょう。
濡れたままですと風邪をひいてしまったり、蒸れてしまいますので、しっかりと水分を拭き取ってあげることが大切です。

場所が場所ですので、出来るだけ本人に拭いてもらうようにした方が、本人も恥ずかしい思いをせずに済むでしょう。
また、ご家族が洗浄をするという際には、室温を暖かくして、風邪をひかないようにサポートすることも大切です。

保湿ケアや利用する洗浄剤に気をつけて

洗浄をした後は、必要に応じて保湿ケアを行い、乾燥してしまわないようにしましょう。
乾燥した状態で長時間いると、陰部が擦れてしまい、ダメージを負うことも少なくありません。
必要に応じて保湿クリームなどを渡して、自身で塗ってもらう様にしましょう。

また、洗浄剤が強いと、デリケートな部分ですので、かぶれてしまう可能性があります。
固形せっけんや専用の洗浄剤などを使って、デリケートな部分でも使えるように、ケアを行う様にすることが大切です。

陰部洗浄の際にはこのように、いくつか用意するべきアイテムもありますので、事前に色々と準備をしておきましょう。
また、本人の意志を尊重して、必要に応じてサポートをする様に心がけることが大切です。