母の希望は家族葬

家族葬

終活をする人

今自分の人生の最後を自分で決めたいという希望を持つ人がとても増えています。
その背景には、残された家族への配慮もあります。

私の祖父も死んだ後に迷惑を掛けたくないという思いから、葬儀に使用するスーツ姿の立派な遺影を用意していました。
その他にも事前に葬儀会場を予約したり、お墓が無い場合は購入したりといろんな準備が必要になります。
手続きだけでも大変ですが、お葬式をとり行う際にかかる費用も家族の負担となってしまうのです。
実際に身内のお葬式の準備から片づけまで手伝った時に予想以上に費用が高いと感じ、私は生命保険でお葬式費用確保するようにしました。

もちろん費用だけでなく、お葬式に関してもこだわりを持つ人が多くなっています。
地域の風習などを重んじるところもありますが、最近では自分たちのライフスタイルに合わせて希望のお葬式を選ぶ人が多いです。
お葬式に関しては、一般的な葬儀の場合どんな人でも参列できるという特徴があります。

しかし自分の最期はひっそりととり行いたいという気持ちを抱えている人も多いです。
その為最近ではいろんな葬儀がある中でも、家族葬を選択する人が増えています。

葬儀は自分で決める

今自分の最後をどのように迎えたいのか、生前の時に決める人がとても増えています。
縁起が悪いと思う人もいるかもしれませんが、元気なうちだからこそ考える事ができる内容でもあるといえるでしょう。
祖父の影響もあり、母からは自分が亡くなった際は家族葬で見送ってほしいと言われました。

葬儀を自分で決めるという事は、本人の最期の希望を叶えることができる一番の方法です。
最近は葬儀の選択肢も増えた事から、自分らしい最後をみとどけてもらいたいという気持ちが葬儀に反映されています。

家族葬の需要

最近葬儀は一般的な流れの物から、個性的なものまで種類が幅広いです。
自分の最後を多くの人に見送ってもらいというという人もいれば、最後はひっそりとしめやかにとり行いたいという人もいます。

いろんな葬儀がある中で家族葬の需要が高くなり、耳にする人も多くなったのではないでしょうか。
そこで家族葬とは具体的にどのような葬儀の事を指すのでしょうか。
一般的なイメージとしては、家族や親しい人のみの少人数で行われる葬儀で、盛大に行われる葬儀に比べて費用がかからないと考えている人が多いです。

実際に家族葬では、身内や親しい友人などに限る為、数十名で行われることが多いです。
一般的な葬儀では、故人との関係の浅い深いに関わらず、多くの弔問者が訪れます。
そのため身内は終始弔問客の対応に追われることになり、故人と最後にゆっくりお別れをする時間がとれなくなってしまいがちです。

実際に私の父は亡くなったのが若かったため300人ぐらいの弔問客で一日中対応に追われていました。
ゆっくり父と対面できたのも深夜ぐらいしかありませんでした。
一般葬に比べて家族葬では生前に誰とお別れをしたいのか明確にすることができ、自分らしい最期を送る事ができます。
好きな音楽を流したい、大好きな花に囲まれたいなどできる限りのことを葬儀会社の人と相談する事ができます。