認知症介護で役立つ便利グッズ

能

記憶障害が多い

今認知症の介護で苦しんでいる人はたくさんいます。
認知症は65歳以上になると4人に1人の確率で発症するといわれています。
認知症の場合、最も多い症状が記憶障害です。

脳の細胞が破壊されることで起きてしまう症状で、直前に起きた事を忘れてしまうのが特徴です。
記憶の全てをすぐに失ってしまうのではなく、幼い頃の記憶は逆にとても鮮明に覚えているのが特徴です。
近所のおばあちゃんも自分の実家が自宅と思い込んで、勝手に上り込んで生活をしてしまう事が頻繁にありました。

症状が悪化してしまうと、時間や自宅の場所などが分からなくなり、自分の名前すらいえなくなってしまいます。
その他にも妄想や幻想を抱くようになったり、暴力行為を行ったり、時間問わず徘徊をしてしまいます。

症状が悪化してしまうと、日常生活が困難になってしまう為、早めに病院での治療を行う事が大事です。
そしてなるべく生活しやすい環境を作りましょう。

あって便利なもの

認知症の介護をする中で、あったら便利なものは時間が大きく表示されているデジタル時計です。
デジタル時計には時間だけでなく日にちなども書かれています。
時間や日にちが分からなくなってしまう事が多く、一つで全てが分かるようになっています。
普段の生活でよく目につく場所に置く事で、自分で時間を確認することがでます。

その他にも薬を飲み忘れないように、一目でわかる薬置きポケット壁掛けなどがお勧めです。
朝昼晩それぞれ飲む薬をわかりやすくして一週間分準備します。
薬を飲むことを任せている場合は、飲んだふりをして捨ててしまう人もいます。

薬を辞めてしまうと進行が早まってしまう為、最も注意しなくてはいけません。
薬を入れるだけでなく飲んだ後のごみをまた元の場所に戻す事で、しっかり飲んでいるのか確認にもつながります。

意志の確認ができる

認知症の場合、一番の問題は記憶障害になってしまう事です。
直前の事を忘れてしまうだけでなく、自分の自宅、名前、友達や子供の名前なども忘れてしまいます。
だんだん思考能力も幼稚化してしまい、自分で段取りを組んで行動できなくなり、判断力が低下してしまいます。
症状が進行してしまうと、本人が今後の人生をどう過ごしていきたいのか確認する事ができなくなってしまいます。

そこで本人の意思がしっかりしている時にエンディングノートを作成しておくという事です。
今後の介護をどのようにしていきたいのか、財産の分与、葬儀の希望など本人の意思がはっきりしている内に作成してあげましょう。
そうする事で本人が自分の意志が言えなくなっても、希望の介護を行ってあげる事ができます。